高耐障害性無線ネットワークによる
地域見守りシステム・センサーネットワークの開発

(2012.3.1掲載)

総合情報センター
不破 泰センター長

高い耐障害性を持つ無線ネットワークシステムと、本システムを用いた児童見守り システムを開発し、長野県塩尻市において中継機器600台以上、利用児童500人以上のシステムとして2008年より運用を続けている。現在、本システムをさらに拡張し、高齢者見守りシステムや災害情報をセンシングするセンサーネットワーク、同センサネットワークを用いた農業トレーサビリティシステムを開発している。

  • Ad-Hoc無線ネットワーク
  • センサーネットワーク  
  • 地域見守りシステム

開発した無線ネットワーク
システムの中継機

大規模災害発生時に電力、通信ケーブルが切断され、機器の一部が破壊されても、残った機器のみで自立的かつ自律的に稼働。稼働中の児童見守りシステムは、塩尻市の小学校通学エリア全体をカバーし、児童が持つ発信器からの通信の到達率99%の高い通信品質を実現。

高齢者見守りシステムの機能(高齢者の異常の検知方法等)の精査が必要。 センサーネットワークの通信技術は確立しているが、センサー技術の確立が必要。

〒390-8621 長野県松本市旭3-1-1  URL:http://www.shinshu-u.ac.jp

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